映画「フロム・ダスク・ティルドーン」★感想

監督として有名なクエンティン・タランティーノ、「結婚しよう」と迫っておいて女性が結婚を切り出すとあっさり捨てるという逸話で有名(?)なジョージ・クルーニー主演のクライムエスケープ吸血鬼バトルホラー映画である!!

あらすじ
凶悪な犯罪者兄弟の2人は犯罪行為を犯しまくり逃亡していた。
道中立ち寄ったモーテルで、牧師を辞め放浪の旅をしているフラー親子と出くわし、父親と娘と息子の3人全員を人質にとり、仲間と落ち合う予定のメキシコを目指す。
人質をうまく使い、国境を見事突破した兄弟は約束の店「ティティー・ツイスター」で一夜を明かすことになる。
しかし実はこの店は恐ろしい吸血鬼たちの巣窟なのだった・・・
客や店員たちが次々正体を現し、兄弟、親子、その他人間の客に襲いかかる。
極悪犯罪者兄弟と、巻き込まれた親子に夜明けは来るのか!?

この映画の注目点は前半と後半でジャンルがガラッと変わる点である。
前半は狡猾にして卑劣、残虐非道な兄弟が警官を焼き殺したり、女従業員をさらってレイプの末殺したり、ありがちなロードキルもので淡々と進んでいくのだが、「ティティー・ツイスター」に入ってからは血が飛ぶ、手が飛ぶ、首飛ぶ阿鼻叫喚のスプラッタームービーに早変わりする。
全く知らずに見ていたらポカーンとなること請け合いだ。

キャラクターについていえば、まずクエンティンタランティーノ扮する兄弟の弟役。
兄よりも無軌道で簡単に人を殺すキャラクターだ。
自分が気になったのは「ティティー・ツイスター」で女の足に垂らした酒を飲むシーン。長い、とにかく長い。ゆっ・・・くりと足に流れる酒を飲む。
いや、趣味出すぎだろ・・・
タランティーノが足好きの変態監督というのは知っていたが自分が監督してない作品でここまでやるか。ちなみに監督はロバート・ロドリゲス
あっ・・・(察し) 
「俺、足舐めてーよロバート〜」
「はっはっは、いいよいいよ。そういうシーン入れよう」
というやり取りが容易に想像できた。
ジョージ・クルーニー渋カッコイイ。若い。終わり。
そしてトム・サヴィーニセックスマシーン・・・
武器は鞭!あと股間の隠し銃!!濃い顔!!
いいね!ホント好きこういうキャラは(^−^)
結構強いし。
フラー親子も木の棒を使った十字架ショットガン、聖水入りコンドーム、ボウガンで吸血鬼を屠っていきます。

設定的に吸血鬼は結構弱い気がする。(体がもろくて木の棒が簡単に刺さる)
広く伝わる吸血鬼の弱点とされるものが大体有効だし。
噛まれると自分も吸血鬼になってしまうというのが少し怖いが。

さてさて、彼らの夕暮れから夜明けまで(フロム・ダスク・ティルドーン)の戦いはどういう結末を迎えるのか。
気になった人はお近くのレンタル店にGOですよ。
ジョージ・クルーニーはかっこいいし、タランティーノはキモいし、トム・サヴィーニは濃い・・・
見どころは満載である。
深く考える要素は全くないが、何も考えずに見れば面白い映画だと思う。